こだわり

日本の伝統技法を駆使する職人の技術

一点一点職人の手によって作り上げられる木霊木には、丁寧な技術が施されていることはもちろん、随所に職人のこだわりが込められています。

素材へのこだわり

木霊木に使用されている木材は、すべて樹齢数百年の銘木です。銘木というのは、木材の中でも特に美しい木目の趣を持つものや、長い年月の樹齢を経た木など、希少価値の高い木のことを表します。数百年もあいだ自然の中で過ごしてきた迷獄は、年輪の美しさだけではなく耐久性にも優れた建材です。

こだわって目利きした材料は、扱いにもさらにこだわりが見られます。たとえば木を乾燥させる過程でも、人工的に乾燥させるのではなく、天然乾燥といって自然に乾燥させています。木の特性により、ときには数年という時間をかけて乾燥させることもあります。しかし、木に無理な負担をかけないためには、その木が生きてきた環境を大切にしていくことが必要です。また、希少な銘木を使用しているだけでなく、その中でもより美しい木目の部分を使用できるように、効率ではなく美しさを重視して職人によって「木取り」されていることも、木霊木が美しく仕上がる理由です。

技術へのこだわり

その他にも、釘金物を一切使用せずに家を建てる技法、木の反りを止める加工方法など、細かな過程で日本の伝統的技法を使用し、木にも人の体にも優しい製品を作っていきます。現代の建築やものづくりのなかでは丈夫とされている釘などの金属は、木との相性が良くありません。どれだけきつくねじを閉めても、いつかガタガタに緩んでしまうことが考えられます。その上、人の体との相性も悪く、アレルグーなどの原因にもなりかねません。これらの部品を使わなくとも、神社仏閣のような大きくて立派な建造物を建ててきた日本の建築技法には、木と木を組み合わせて丈夫なものを作る技術がしっかりと存在しています。

市場に並ぶ製品にも木製製品の小物はありますが、コストや製造期間の縮小のために機械で加工されているものがほとんどです。ただの材質としての木ではなく、日本の伝統技法を駆使する職人の技術こそが木霊木の良さそのものです。